読書の秋

間宮兄弟
間宮兄弟

作者: 江國香織
出版社/メーカー: 小学館
発売日: 2004/09/29


ありえない男たちをめぐる最新恋愛小説
兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の最新恋愛小説。

上のレビューがほぼ全てを語ってしまってるのですが・・・。説明しすぎだろ。これ。
でも、こうゆうありえない男たちをめぐる恋愛小説は今までに読んだことなく、かなりリアルに想像できて、おもしろかった◎ ぁぁ〜間宮兄弟無理無理。
恋愛小説は読まねー。って人でも楽しく読めると思う。

失はれる物語
失はれる物語

作者: 乙一
出版社/メーカー: 角川書店
発売日: 2003/12


少年や少女だった日のひりひりするような魂を上質の文章力と定評のあるストーリーテリングで描く傑作短編集。ブロードバンドシネマ「手を握る泥棒の物語」原作など全6編を収録。

ZOOインパクトが強すぎて、ちょいと物足りなさを感じてしまっつ。
『しあわせは小猫のかたち』が良かっつ。

アンテナ
アンテナ

作者: 田口ランディ
出版社/メーカー: 幻冬舎
発売日: 2000/11


大学院生・祐一郎の妹は、十五年前のある朝、忽然と消えた。必死にその行方を探した家族も、七年前の父の死から、母は新興宗教にのめり込み、弟は発狂していく。なんとか家族を支えようとする祐一郎だが、SMの女王様ナオミと出会ったことで封印してきた性欲が決壊し、急速に何かが変容し始めていた……。

遂にぃー。読んでしまったぁー。『コンセント (幻冬舎文庫)』『アンテナ』『モザイク (幻冬舎文庫)』の三部作にあたる、『アンテナ』。一日で読んでしまったぁー。
個人的にはコンセントより、全然おもしろさ増量。そして、エロさ。きわどさ。も、増量。
それにしても。田口ランディの作品は読むまでに気合と心の準備必須。